舌下免疫療法(スギ花粉症の治療)
舌下免疫療法って知ってますか?
舌のうらで治療薬を保持するアレルゲン免疫療法の1つです。
舌下免疫療法とは?
スギ花粉症の治療法のひとつに、アレルゲン免疫療法があります。
アレルゲン免疫療法は、100年以上も前から行われている治療法です。主には、アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていますが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で治療できるようになりました。
「舌下免疫療法」は、スギ花粉症と確定診断された患者さんが治療を受けることができます。
服用期間の例
1日1回、少量の治療薬から服用をはじめ、その後決められた一定量を数年間にわたり継続して服用します。
初めての服用は、医療機関で医師の監督のもと行い、 2日目からは自宅で服用します。
使用方法の例
治療薬を舌の下に置き、定められた時間保持したあと、飲み込みます。その後5分間はうがい・ 飲食を控えます。
期待できる効果
長期にわたり、正しく治療が行われると、アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえる効果が期待できます。
症状が完全におさえられない場合でも、症状を和らげ、アレルギー治療薬の減量が期待できます。
副作用
主な副作用は口内炎や舌の腫れ、口の中の腫れかゆみ、不快感などです。
よくあるご質問
子どもやお年寄りもできますか?
5歳から64歳までが対象です。
.注意が必要な点はありますか?
1.長期(短くとも8−10ヶ月)に続けないと効果は出ません。
2.重篤なアレルギーであるアナフィラキシーショックの可能性はほぼゼロに近いことが知られています。
3.薬剤服用後に口腔内などの軽いアレルギー症状がでることがありますが、多くの場合数日で慣れます。
治療はいつからはじめれば良いですか?
花粉飛散期つまり1−4月には始められません。それ以外の時期ということになります。
治療が受けられない人もいるのですか?
スギ花粉症の診断がつかないと治療できません。つまり、花粉飛散期に鼻腔、結膜、気道、皮膚などのアレルギー症状が出現し、血液検査でスギアレルギーが確認できることが必要です。
危険はないのですか?
重篤なアレルギーであるアナフィラキシーショックの可能性はほぼゼロに近いことが知られており、安全な治療です。
ただし、初回はクリニックで服用し、その後30分は待合室で待ち、異常のないことを確認して帰宅していただくことになります。
ただし、初回はクリニックで服用し、その後30分は待合室で待ち、異常のないことを確認して帰宅していただくことになります。
アレルギー症状でお困りの方は是非当クリニックにご相談下さい。
お問合せ:佐賀駅南クリニック予約受付 080-4280-7328